早々と前売り券を買っていたは良いけれど、なかなかチャンスがなくて行けませんでした。
4/8 までなので気合いを入れて早起きして行ってきました!
場所は、上野。東京都美術館でございます。
【オルセー美術館展のサイト】
http://orsay3.com/
このあいだ迷宮美術館 (NHKのテレビ) で、オルセー美術館のことをやっていたので、
ちゃっかり予習できました^^
絵の背景にどんな歴史や作者の思いがあったのかなどを知ってから絵を見ると、
思い入れが出て楽しめます。
マネが描いた『すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ』という作品。
このモデルであるベルト・モリゾもまた、画家だったのですねー。
ルノワールとの友情をはぐくんだ人で、彼女の娘ジュリー・マネをモデルに描いた絵で
ルノワールはスランプを脱したそうですよ。
また、多分テレビを見ていなければ素通りしていたであろうバジールという画家。
普仏戦争で死ななければ、ルノワールやモネと並ぶくらい有名な画家になっただろうと思われます。
29 年の命はあまりに短すぎたよね。
今回一番楽しみにしていたのは、ゴッホの『アルルのゴッホの寝室』です。
わたし、この絵が好きなんですよ。
実物を間近で観られたので凄く良かった^^
ポストカードや印刷物では、このゴッホの絵の立体感や迫力は再現できません。
じーっと見ていると、ドアの向こうの部屋に人の気配を感じ、生活している足音が聞こえてきそう。
部屋の窓は若干開いていたのですねー。気づかなかった。
外の声なんかも聞こえてきそうでした^^
それから、アルベール・バルトロメという人の『温室の中で』という絵画も、とても気に入りました。
この人は知らなかったのですが、絵を見たとき何故か泣けてきました。
そのくらい美しい光の表現なんですよー。
温室に佇む女性の姿と、その後ろに広がる庭。木立の向こうに見える建物に当たる陽の光。
高さが 2m 以上ある絵だったので、ホントに目の前に温室があるような錯覚。
女性の腕に光る金のブレスレットも印象的でした。
あとで買った図録の解説を読んで、女性が妻だったこと。妻が亡くなったあと筆を折って絵は描かなかったことを知りました。
ドガの素描も見事でした!
なんかね、人物の顔だけの素描を見ていると、人っていうのは 1 本の「輪郭」じゃなくて、
何かの集合体で出来ているんだなーって思いました。
上手く表現できないけど(笑)
この間行った六本木のパリ展より面白かった!(笑)
歩き疲れたけど、絵を堪能して帰ってきました。
この記事へのコメント
白猫
なんかこう、ピカソとかモナリザを見てビビっ!とくるほうでもないのですが、
(本物を目の当たりにすると、何か気づくのかもw)
何だろう、天野なんとかさんとか、クリスチャンラッセンとか、ド定番だけど、あの辺りの絵が凄い好きだったりします。
素敵な絵って、凄い心惹かれるものがありますね。
自分は絵は全くダメなので、凄い絵を見ると、つい自分がその絵を書いているところを想像してみて・・・そしてどうしても、こんなの描けないワ。
って想像に達してしまうものですがw
凄く幸せそうな絵を見ると、その続きはどうなったんだろう。
幸せそうな日常・・・とかそういうのを想像して、ほわああん♪と
空想やら妄想の世界に入ってしまうこともしばしば。
最近、美術というものに触れていませんね。
絵とか美術館とか、そういうモノが大好きな猫も、今度、美術館に足を運んでみようと思います☆
リュカ
私は美術館でバイトしていたこともあったので、開館前や閉館後にじっくり絵を見られる機会があって恵まれていたのかも。
実物を見るの、いいですよ^^ 是非足を運んでみてください^^
エア
日曜日NHKで放送してる番組ですか
歴史的背景、知識あると、ないのでは感じるものに
雲泥の差がでることもありますね。
リュカ
写真があまりにも素敵だったので、ポチっと nice を押しました。
先入観なく絵を見て感じることも好きなのですが、
歴史的背景などの知識を持ち、その上で見てみると絵がまた面白く感じられるようになった自分がいます。