観に行きました。

室町時代から江戸時代初期にかけて作られた短編小説<お伽草子>には、
『一寸法師』・『浦島太郎』・『酒呑童子』などの、私たちにも馴染み深いお話も含まれてます。
展覧会で見られるお伽草子は、巻物のほんの一部だけど、当時の絵柄などを楽しんできました。

お伽草子が流行した室町時代。それ以前は貴族の恋愛物語が多かったけど、なにせ室町時代は戦乱の世です。だからこそ、それまでの物語世界では脇役だった、僧侶や庶民を主人公にすえた多種多彩な物語が出来たようです。ある意味物語の下克上だね。
稚拙な絵巻物だけど、それが現代のデザインでは受け入れられそうで気に入った作品 (浦島太郎) もありました。そうかと思えば、豪華なものもあって、同じ作品でも時代によって作風が違って面白い。
結構続きが気になるお話があって、『まんが日本昔ばなし』 をまた見たくなっちゃいましたよ。
図書館に行ったらDVDとかあるのかしら??
付喪神や百鬼夜行の巻物は大好き!!

大掃除の煤払いで道路に投げ捨てられた日常の道具たちが、人間に復讐しようと化物に変身する様は、人間も反省する点が大いにあるけど、でも滑稽な化物に変身するので笑いを誘います。
数珠だけは復讐に反対で、他の道具に苛められて逃げる場面なども描かれてました。
お土産は、百鬼夜行の絵はがき。

筆で描かれた様々な化物、その化物の質感が美しくて見とれちゃいました。
結構楽しい展覧会でした♪
なんだか今日は、『千と千尋の神隠し』 を観たい気分です(^^)
---------------
『お伽草子 ~この国は物語にあふれている~』
サントリー美術館
2012年9月19日(水)~11月4日(日)
10:00~18:00 (金・土は10:00~20:00)
毎週火曜日休館
この記事へのコメント
しろのぽ
ジブリの作家たち、特に高畑勲は、このあたりの作品をかなり見ているはずですね。
鳥獣戯画もそうだけど、かなり古い時代に、現代のマンガに通じる表現が成立しているあたり、日本の伝統芸といえるかも。
リュカ
ぜひぜひ行ってみてください。
日本は漫画文化だなって思うような作品、本当にありました^^
さっきまで、千と千尋の神隠しをDVDで観てました(笑)
ジブリ作品は結構持ってますww
nano
YAP
てんてん
只今の長崎県地方ですけろ
台風ってウソみたいな爽やかな風程度ですよ^^;
日本縦断の予報です。お気を付け下さいm(_ _)m
toshi
絵が面白そうです。
リュカ
そうなんですよ!化け物妖怪ものはすごく楽しいです^^
YAPさん
御伽草子、世俗にまみれた僧侶のお話も結構多かったです(笑)
人間くさくて面白かったです。
てんてんさん
こちらも現在は快晴。ほんとに夕方から天気が崩れるの?って感じです。
さわやかな風程度の台風ならいいな(笑)
toshiさん
絵も、それぞれ個性的で楽しい展覧会でした^^
匁
勿体ない精神からの
発想からか?
面白いですね!!
リュカ
この頃から勿体ない精神はしっかり根付いていたんですね~。
面白い展覧会でしたよ♪
moz
鬼太郎とかに出てきそうですよね。 ^^
秋になって、また色んな展覧会が始まりますね。
ぼくも、何か行ってこようっと ^^v
リュカ
百鬼夜行の絵巻物面白かったです~~
観ていて飽きません(笑)
鬼太郎に出てくる妖怪も居そうな感じでしたよ^^
10月に入ると、いろいろな展覧会が始まるので楽しみです!
国立博物館には10月は2回行きそう^^
夏炉冬扇
これは見たいなぁ~
リュカ
面白い展覧会でした(^^)
こんなに絵巻物が多い展覧会も新鮮でした。
シービーちゃん
リュカ
御伽草子、なかなか奥が深かったです。
私も子供向けと思っていたのですが、そんなことないですねー。
面白い展覧会でしたよ。