現在、江戸東京博物館で開催中の 『ファインバーグ・コレクション展 ~江戸絵画の奇跡』
です。

米国の実業家だったファインバーグ氏が、蒐集した江戸時代の絵画のコレクション。
俵屋宗達、与謝蕪村、円山応挙、伊藤若冲、葛飾北斎など、著名な絵師の肉筆画がドッサリですよ(笑)
この人のコレクションの特徴は、狩野派や土佐派など官画派の保守的な作品がほとんど含まれていないことなんだそうです。江戸時代の民間画派の、自由で活気に満ちた肉筆画の作品なんだって。展覧会構成は、琳派→文人画→円山四条派→奇想派→浮世絵という流れになっていました。

ファインバーグ夫妻はメトロポリタン美術館で初めて日本美術に出会い、目が奪われ心が震えたんだそうな。それにしても保存状態の良い、本当にすばらしい作品がたくさん!
琳派の作品はやっぱり観ていて美しいな。酒井抱一の【十二ヶ月花鳥図】は出光美術館所蔵のは何度か観てますが、このコレクションの作品もイイ!!(^▽^)b
応挙の作品。孔雀の羽や尾の色と牡丹の色がお互い引き立て合って見事でした。

谷文晁って人は知らなかったのですが、この作品にはやられました。

秋の風景。このわびさびをビシビシ感じる風景の中に、どどんと大きな印章!
この印章すら作品の一部になってるくらい配置が見事で唸ってしまいました(笑)
かなーり見応えのある展覧会。でもそれぞれの章で毛色の違う作品が展示されていたので、
飽きることなく作品を楽しめました。
ほんとに面白かった~~~!!!
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ファインバーグ・コレクション展 ~江戸絵画の奇跡
江戸東京博物館
2013年5月21日~7月15日
9:30~17:30 (土曜日は19:30まで)
この記事へのコメント
nano
toshi
本当に、わびさびの中にドカッと大きな印鑑
これは、面白いですね。
ChatBleu
kuwachan
7月15日までなのね( ..)φメモメモ
作品の日本からの流失は惜しかったけれども、メトロポリタンやボストン美術館のおかげで
日本の芸術作品がそのまま埋もれることなく多くの人に見てもらう機会が増えたことは
大きな意義があったかもしれませんね。
あらっ!たまちゃん。
素晴らしいですよね。
リュカ
とっても素敵な展覧会でしたよー。行って良かった!^^
toshiさん
この印章にはほんっとやられましたよ。
これを含めてすごく素敵な作品になっていました。
ChatBleuさん
ありがとうございます^^
夏に向けて展覧会もいろいろあるから
元気になって良かった!(笑)
kuwachan
でしょー。名前を観ただけでこりゃ絶対行くぞ!って思いましたもん(笑)
そんでもってすごく素敵な作品ばかりなの^^
ぜひぜひ行ってみてください♪
海外に流失したからこそ、再発見の画家なども居ますもんね。
そうじゃなかったら埋もれてしまった人、結構居ると思います。
そういう意味では外国人の感性に感謝かな?(^^)
たまちゃん。
ほんと素敵でしたよ♪
外国人の方も結構見に来ていました(笑)
YAP
お金がたくさんある人は、こういうのを所有したくなるということでしょうか。
リュカ
外国人実業家って美術品所蔵してるっていうイメージありますよね^^
私も大金持ちだったら収集したくなるのかしらー?(笑)
でも保管方法に気を使いそうなので
博物館や美術館で管理してもらったほうがいいなww