
写真は良く分からないので行くつもりはなかったのですが、ブロガー内覧会があることを知り、申し込んでみました。抽選で当たったので let's go です!
東京都写真美術館の学芸員さんも来て、写真についてのお話をしてくれるようなので、写真展を観る際のポイントを知ることが出来たらいいなって思ったの。

ゲストシールを貰って館内に入ります。

18:30 になり、三菱一号館美術館の館長さんからご挨拶。
そのあと、今回の内覧会を企画してくださったブロガーTakさんと、写真美術館の学芸員さんとのお話が始まりました。

館長さんです。
行ってお話が聞けて良かったです。
まさに目から鱗。いかに自分が現代の技術にドップリ浸かっているのかということが分かりました。

ジュリア・マーガレット・キャメロンは 1815 年、インド・カルカッタ生まれ。
お父さんは東インド会社に勤めていて、お母さんはフランスの貴族。上流階級の暮らしをしていたので、当時一般の人は扱うことのできなかったカメラを手にすることが出来たようです。
今の感覚だと、展覧会の写真を観ていて、ネガを引き伸ばして写真にしてるんだって思っちゃっていたけど、違うんだね。
当時 (1860年代) は、ネガ原板のサイズが作品のサイズ。そのサイズの大きさのガラス原板も手に入れなくちゃいけないし、それが入る大きさのカメラが必要だということなのね!

ということは、大きな写真はそのサイズのカメラで撮ってるんだ (@o@;;
これには驚いたよ!
そしてカメラの近くには暗室も用意しておかなくちゃいけなくて・・・金持ちの道楽感覚だけで出来ることじゃないということも良くわかりました。かなり体力も必要だったようです。

彼女の作品を観ていると、モデルのふとした一瞬の表情を捉えたように見えていました。でもそんなことができるのは現代のカメラ。当時のカメラはモデルさんが動かないでしばらくの時間ジーっとしてないとダメなのね。ISO0.1 とか言っていたけど、私にはそれは分からなかったです。

モデルさん
子供が寝ている写真が多いのは、そういうことなのかー(笑)
写真にはブレや指紋のあと、薬品の流れたあとなどがある写真も。でもそれが 「あー、失敗しちゃったね」 っというようには見えずに自然で、現代の写真に近いものを感じました。だって今だったらわざといろいろ加工するもんw

当時の写真は、記録としての写真という考え方だったようです。でも、ジュリア・マーガレット・キャメロンは、表現としての写真という考え方で撮影していたようで、それは今の私たちには受け入れやすい考えだなーって思いました。
モデルに架空の人物 (伝説の人物) や、マリアさま役をしてもらって写真を撮ってみたり、当時はそういう考えが無かったようなので、驚きの写真だったんだろうな。

これから、この時代の写真を観るときは、その作品の大きさがネガの大きさなんだ!ってことが分かったので、ちょっと見方が変わりそうです。あとはモデルさんも大変だったんだってことが分かった(笑)
今の写真の感覚とは全然違うものなんだって意識出来たことが良かったとしみじみ思いました。
有意義な内覧会。企画してくれた皆様ありがとうです。
興味のある人はぜひぜひ展覧会へ!!
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ジュリア・マーガレット・キャメロン展
三菱一号館美術館
2016 年 7 月 2 日~ 9 月 19 日
http://mimt.jp/
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※ 大規模改修工事をしていた東京都写真美術館。
2016 年 9 月 3 日に OPEN するそうです。かなり変わるようですよ!!
http://topmuseum.jp/


うみは、もうちょっとジっとしてくれると可愛い写真が撮れるんだけどねぇ(笑)
この記事へのコメント
風来鶏
りみこ
ISO0.1とは!そりゃまた凄いですね(´・_・`)
東インド会社関連の方々は本当にお金持ちですよね
うみちゃんは、アクティブに可愛らしさをアピールなのね♡
kou
リュカさんの書いてあるようなことは漠然としか知らなかったので、大変参考になります。(^^)
ISO0.1ですか、それは確かに長時間露光が必要ですね。
ChatBleu
リュカさんは勉強家だなーー。感心しちゃいます。
そっか、うみちゃんの写真がうまく撮れないのは、活発で
動きが早いからね!昨日、それを実感したよー。その話は
まだまだ先になるけど。
YAP
感度にしても、サイズにしても、いずれも今の常識では考えられないですね。
saru
200年前の写真とは思えないですよね~
くまら
基本風景写真見る事が多いです
どーしても、人物の写真展って力有り過ぎて怖いイメージっす
リュカ
横方向に回して・・・しばし想像しちゃいました。
なるほどねえ。ダークナイト面白かったなあ^^
りみこさん
すごーい!ISO0.1で通じるのですね!
わたしはちんぷんかんぷんだったの(笑)
昔の写真で動物の写真がないのも納得したのでしたww
kouさん
ISO0.1って学芸員さんが言ったときに、まわりから
「えー!」ってオドロキの声があがったんです(笑)
わたしは分からなかったのでポヤーンと聞いていたんですよw
kouさんだったらもっと興味深く聞けたかもしれませんね^^
もうちょっと専門的な話もしてたのですが、意味が通じなかったの(笑)
ChatBleuさん
知らない分野も、こんなふうに話を聞くと面白いです^^
20代のときは、招待券をもらえる職場(美術館)だったから、とりあえず展覧会は何でも行ってたー(笑)
お、何か実感する出来事があったのねww
うみはほんっと写真が難しいのよぉー。あおはボーっとしてるから撮り放題(笑)
YAPさん
今回、抽選で当たって内覧会に行けて良かったです!
この話聞いてなかったら、これからも写真展見ても「ふーん」って思うだけだったと思う(笑)
saruさん
行ってきましたーーー!!
ほんと200年前っていうのビックリですよね。
面白かったです^^
くまらさん
私も風景写真を見ることの方が多かったです。
今回は新しい発見が出来て良かった^^
侘び助
Mayumi
私も写真のこと、全くの無知なので読みながら目からウロコでした。
いつもは花を撮って楽しんでいますが、
本当は「人」を撮るのが夢です。
こんなふうに、一瞬の表情を切り取れたら素敵ですね。
またじ
てんてん
ネガ原板のサイズが作品のサイズだったなんて知らなかったなぁ
すごいお金がかかったよね~
ゆきち
へ~っ!へ~っ!!へ~っ!!!です(^◇^)
フィルムからデジカメになった時もスゴイと思いましたが、恐ろしく技術が進歩しているのですね。
な~んにも考えずに猫の写真撮りまくってますが、改めてカメラに感謝しようと思います♪
夏炉冬扇
あとりえSAKANA
もっと勉強しなくちゃ(=д=;)
きよたん
それまでは肖像画などで描いていたわけで。
道具もサイズも小さくなりモノクロから
カラーへと変わり。。
キャメロンさんって記録写真を表現写真にした
先駆者だったんですね
勉強になりました。
カトリーヌ
昔はお金も時間も体力も必要だったのか...
カメラの性能に頼りっぱなしの私には
撮れないでしょうね~(*´ω`*)ゞ
うみちゃんはその天真爛漫さが
魅力ですもの♡
静止画ではその魅力が表現出来ない
ですよねww
さる1号
モデルさんもさぞ大変だったろうなぁ==)
よいこ
じっとして撮ってもらうのって大変ですよね
でも、原版というのは知らなかったので、機会があればキにしてみようと思います
kuwachan
学芸員さんのお話を聞く見方が変わるよね。深いわ〜。
写真も当時に比べたら本当に今は楽になったよね(^^;;
何回も撮り直しも修正もできるし(笑)
リュカ
そうにゃん!うみは我が道を行くにゃん^^
媚びないにゃんよー♪
Mayumiさん
わたしも知らない写真家さんでした。
でもいろいろお話が聞けて良かった!
Mayumiさんも人を撮るのが夢なのですね^^
花から優しさあふれてるから
きっと素敵な写真撮れると思いますよ♪
またじさん
やったー^^
だから入賞にゃん♪♪コロコロくねくねへそ天^^
てんてんさん
私も話を聞いてびっくりでした。
引き伸ばししてないんだ!!って(笑)
お金に余裕のある人じゃないと、とてもとても無理ですよね!!
ゆきちさん
知らないことがいっぱいで
説明聴いて良かったなって思いました。
びっくりでしょーーー!
私も何も考えずに写真撮ってたけど、技術の進歩に感謝なんだなーって思いましたわw
夏炉冬扇さん
面白い展覧会でしたよー^^
あとりえSAKANAさん
私も思いました!
もっと勉強しなくちゃだーーー(笑)
とりあえずはまた日本の神様勉強中ww
きよたんさん
ほんと、写真はすごい発明だったと思います。
カラーになったときも、これまた世界が変わったでしょうね。
今回の内覧会はとても勉強になりました^^
カトリーヌさん
キャメロンさんの身長は記録にないそうなのですが
わりと小柄で、でもしっかりした体型だったようです^^
大きなカメラや機材持ち歩いてるんだもん
力がないと無理ですよねーー
さる1号さん
やっぱりカメラ知ってる人はISO0.1は驚きなのですね^^
子供の写真でやっぱりボケてるのが多いのは仕方無いですね(笑)
よいこさん
ピンホールカメラ、聞いたことがあります!!
作ったことがあるのですね~^^
そういえば私も小学生のこと、雑誌の付録か何かで作ったことあったかも。
kuwachan
今の感覚とは全然違うんだって分かっただけでも
良かったよぉー。
ほんと、今なんて撮り直しできるし、加工も楽ちんだし(笑)