これは 3 月 12 日のうみちゃん。
この頃は輸液をしてステロイド剤が体内に入ると気力が出ていたんだよね。押し入れのうみの部屋からも出ていました。
顔の肉も落ちて老猫っぽい顔つきになってます。こうなるとだんだん表情も乏しくなるのよね。
フリーズドライのササミを少し舐めたあと、喉が渇いたようで水を飲んでいるうみちゃんです。ちゃんと起き上がって飲むことはもう出来ないのだ。そして私が知っている限りでは、この日に飲んだお水が最後かな。このあとは水は飲んでいないです。
12 日の夜も、うみの部屋からは出てきていました。かなり痩せたでしょう。それでも一応 3.9kg はあるのだ。
肉腫のある左足は動かず、右足も筋肉がすっかり落ちてしまい動きません。両手だけで移動しているうみちゃんなのです。
両手の筋肉は付いているのか、移動速度は速くなったのよ。
うみが移動している動画を観た先生は、断脚しないで良かったと言ってました。断脚をしていたら、もっと不自由な生活だったろうなって。
あちこちの論文を調べた先生。猫の肺ガンは、見つかったときはほぼ確実に既に転移をしているみたい。足の先への転移は 100% に近いって。そしてそこ以外にも転移はしている。断脚をしたとしても体力と免疫力を奪うだけだったと思うって言ってました。きっと手術して弱っている体に、この後に待っていたのはガンの猛攻撃。なのでヘタに手術をしないで良かったって。
肺ガンになったいろいろな猫ちゃんを見てきた先生は、うみがここまで頑張っていることに驚いているよ。
肺ガンが見つかって早ければ 2 週間、遅くても 2ヶ月くらいではだいたいの子が旅立っているんだって。それだけ猫の肺ガンは怖いんですって。
うみに肺ガンが見つかったのは 10 月のあたま。5ヶ月頑張っているもんね。
放射線治療もせず、投薬だけでここまで頑張っているのは驚いたって。ドキシルっていう抗がん剤がうみには本当に効いたねえ。今だって肺は大丈夫そうだもん。呼吸も苦しくなさそうだし。
でもね、さすがに食べ物も口にしなくなりました。
うみの部屋からも殆ど出てこないけど、心細くなると「んー」って声を出すので傍に行ってナデナデです。
これは 13 日の夕方の写真。ラムセス大王展の記事を書いているときに傍に居たのですよ^^
なでなでを要求していたので、記事を書くのはめっちゃ時間が掛かりました(笑)
隣でゴロゴロと喉を鳴らしてました。
でもね、ラグの上でおちっこされると困るのでお尻にシートは敷いていたのでしたww
まだ大丈夫だと思うけど、でも食べ物も水も摂取してないからねー。輸液の液体だけだよ。
そして痩せてきた体に輸液の針を刺すのも厳しくなってきたんだよね。
あとどのくらい一緒に居られるかな。一応覚悟はしておかないとなって思ってます。